ハシラヒト

すべての人は、それぞれが何かしらの柱で世界を支えている。さらに、思考の再定義により、自己をアップデートしていこう。

幸福の公式:ポジティブ心理学が明かす、幸せの公式H = S + C + Vの秘密
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ポジティブ心理学には、「幸福の公式」がある。

これは、ポジティブ心理学の第一人者である3人の教授
(ソニア・リュボミアスキー、エド・ダイナー、マーチン・セリグマン─)が研究開発したものです。

幸福の公式とは、H = S + C + Vです。

「H」:Happiness(幸福)
「S」:Set point(規定値)
「C」:Condition of living(生活状態)
「V」:Voluntary Activities(自発的行動)

幸福Hというものは、「規定値」と「生活状態」と「自発的活動」の3つの要因よって、変化するのです。「規定値」とは、わかりにくいですが、(ものの考え方や捉え方)を、表します。
もうちょっと具体的に書くと、

幸せとは、

1,ものの考え方や捉え方(思考習慣)
2,現状の生活の状態(今の状態)
3,主体的に動けている状態(行動習慣)

の合計であり、

幸福感の要素は、

規定値:40%
生活状態:10%
自発的活動:50%

という数値でも表されます。

つまり、90%は、習慣であり、幸せのほとんどは習慣によるということです。

1の思考習慣は、

仏教・道教・儒教・キリスト教などや、哲学や自己啓発などの概念が2500年前から研究されてきて、パッケージにされてきたのは、その40%を変化させることに有効であり、思考とは概念であるので、考え方や思考の変化方法を研究されてきたのも理解できますね。
例えば、ナチスのアウシュヴィッツ収監されたヴィクトール・フランクルは、「どんな時にも人生には意味がある。未来で待っている人や何かがあり、そのために今すべきことが必ずある」という考えをしていました。
そして、毎日多くの人が処刑されたアウシュヴィッツを生き延びた人に共通したことを発見しました、それは、「未来に対し、生きる意味を見出していたかどうか」、パン屋の主人は、戦争がおわったら美味しいパンをみんなに食べてもらうんだなど
そんな未来を見ていた人は、現実を乗り越えられた。
その人が、どういう前提条件(思考習慣)でいるか? それにより、今は真っ黒にもなるし、虹色にもなるのです。

2の生活の状態は、

実際の私の生活状態ということですが、
そこはたった10%しか、影響を及ぼさいない。
例えば、日本三大随筆の一つである方丈記は、
鴨長明が書いたものですが、
彼は、下鴨神社のトップ2の位置にいたが、失脚し最終的には出家して隠居生活をあばら家で過ごした。
平安時代 下鴨神社のトップ2であるというのは、大企業の社長以上の位置出会ったであろう。
その後、京都市伏見区醍醐で自然の中で隠居生活をする中で方丈記が完成した。
方丈記を書いたとき鴨長明は、感じたもの認識したものが以前とは異なったと思う。そこは、幸せの境地であったろうが、生活状態はあばら家であった。
そのように、今の状態は、あくまでも状態でしかなく、
1の思考習慣と3の自発的活動に対しては小さいものである。

3,自発的活動に関しては、

私はあれがやりたい!でもできない。というものではなく、まあ、それでやりたいことができればいいが、本当にやりたいことというのは、なんとしてでもやりたいことでありそこに向かっている状態が幸せな状態なのです。天命を理解したとかそういう状態までいくとよいが、そこまで行かなくても、仕事などでは、一般的に、受け身の状態になりやすい。
しかし、思考を切り替えて、主体的に、どんどん動くと、実は仕事は楽しくなるものでなのです。主体的に動くと、触手がのびるというか、未来につながるものがちょっとだけ顔を出してくるのだ。
自発的に動けないと思っているのは、実は自分で思考を規定している状態であり無限に可能性はあると理解すると、自発的活動も どんな状態でもできるのです。

H = S + C + Vを念頭に置いて行動し見ると、明日から幸福度は上がる可能性が高いですね。

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